秋が深まり、街路樹の葉も色づき始めました。
ハナミズキの葉が、赤とこげ茶の美しいグラデーションをつくってきます。
椿山荘に届けた、ウェディングブーケ
バラとダイヤモンドリリーのキャスケード。
控えめながらも芯の強い、美しい花嫁さんに似合って、きっととてもきれい。
花嫁さんは、私の大学時代の同級生でした。
卒業後それぞれ転職し、お互いの居場所も知らないでいた時に、偶然にもふたりとも代々木上原にいたのでした。
花屋とお客様として再会したのは、ムギハナが開店したばかり、まだ私がひとりでの店番にどきどき緊張していた頃。
お勤め先の会社の同僚の送別の花束を買いに来てくれたのが彼女でした。
私の顔を見て、はっとしていたので、「どうしたんですか?」と聞いたら「ごめんなさい、同級生にすごく似ていたものだから」と。
そこで気付けばいいものを、私ときたらこれっぽっちも想像していなかったので、「そうなんですか~」なんて答えて、それっきり花束作りに必死。
ラッピングをしている時に、もう一度彼女が「あの~、間違えたら本当にごめんなさい。・・・麻ちゃん?」と聞いてくれて。あ~~~!!!とやっと、気づいた、と。
ホリーには「ほんと、ひどい。」と言われるし、実際、私ひどい。
怒らないでくれたやさしいnaomiちゃん、ありがとう。
その後も仲良くしてくれて、ありがとう。
ブーケを作らせてくれて、ほんとうにほんとうにありがとう。
嬉しかったです。
おめでとう。
やさしい彼と、いっぱいいっぱい幸せになってね。