2月11日、ムギハナは10周年を迎えました。
応援してくださる皆様に心よりの感謝を申し上げます。
いつかふたりで花屋さんをやれたらいいねと話していた日、その先にこんなに楽しい未来が待っているとは、想像もできませんでした。
街の商店街のなかにあって、通りすぎるこどもたちが花を覗き込んでいたり、
デートの途中で立ち寄る恋人達がいて、
お買いもののついでにおしゃべりにだけ寄ってくれる人がいて、
お仕事帰りに1輪を買いにいつもくる人がいる。
小さな花束、大きな花束、テーブルに飾る花、プロポーズのとびっきりの花束、
憧れを束ねたウェディングブーケ。
お仕事で贈る華やかな気張った花、好きそうな花をそっと集めて想いを伝える花、始めての発表会の花束、おめでとう、や元気だしてねそばにいるよのお花も。
仲直りしようよって花束も作ったな。
近所の人に手をふって、いい天気だねって挨拶して、コーヒーなんか淹れちゃって。
あたりまえにお散歩にくる仲良しの犬がいて。
保育園帰りのこどもの友達がなだれこんで、あれやこれやと探検と物色を繰り返す。
あったかいオレンジ色のあかりと木の床と、少しずつ集めてきた花瓶たち。
色とりどりの花が咲き誇って、見上げる天井あたりにもガラスに活けられた花が光る。
願った光景がここにある、と思う。
「大変なのはここからだよ」とお店の先輩たちが言う。
なによりも、一生懸命なスタッフに恵まれて今日があると思います。
がんばります、地道に、丁寧に。
心を同じくして一緒にがんばってくれるひとたちがいるから大丈夫。
いつもの毎日を、これからも。