偶然とおりかかって立ち寄ってくれた人が
実はずっと応援してくれていた方で、路上で劇的に再会しました。
開業のお知らせもできないままでいたのに、ばったり会えてしまって、
しかも花屋として気に入っていただけたようでした。
移動式だからこそありえたことかもしれない。
ドアという隔たりがない分、
普段の生活の端っこにいきなり現れた花屋という存在を
すんなりおもしろがってもらえる。
いつもの毎日に、ふわっと外の風を送るような存在に
なれていたらいいと思います。
一日の営業も終わりかけた頃、
あんまりお金ないんだけど、一本だけください、と
若い男性が立ち寄ってくれました。
ちょっといいことあったから、花を買って帰ろうかと思って。
「うちもいいことあったんです!!」
といって、とびきりきれいなアマリリスを大サービスしました。
片手にはだかのアマリリスをもってすたすた帰っていく後ろ姿を見送りながら、
こちらまでうれしくなりました。