開店以来初の「定休日」と決めた日、リボンや雑貨の仕入れに行ってきました。
リボン屋さんには職人気質のおじさんたちがたくさんいて
いろんなひもやリボンをくるくる巻いたり、積み上げたりしていて
薄暗い天井まで届く木の棚には出番をまつ組紐用のあでやかな糸や
丁寧に編まれたレースの束や、陽にやけて色の変わった古いリボンが
それはもういつまでいてもあきないくらいに並んでいます。
棚に並ぶリボンを片っ端から見ていた時、目の端に何か
「いいモノ」が飛び込んできたかんじがしました。
職人さんたちが並ぶ一段上がったたたみの奥、
小分けにされる前の薄い茶紙に包まれたままの細い細いリボン。
「あれを分けてください!」頼み込んだのは私とホリー、ほぼ同時。
身をのりだして見ている私たちに、おじさんは苦笑して「上がって選んでいいから」と言ってくれました。
どきどきしながら選んで、お店に連れて帰ってきたリボン。
花束になる日を、戸棚の奥で待っています。